元記事 MKビリヤードニュース
「ワールドチャンプ」カン・ドンゴンがダビド・サパタ(スペイン)を破り、PBAツアー第6戦のチャンピオンになった。
「SKレンタカーPBAチャンピオンシップ」決勝でカン・ドンゴンはサパタをセットスコア4:1(15:13、15:3、15:4、12:15 、15:14)で下し、PBAツアー6回目の挑戦でチャンピオンになった。大会3位はジョン・ギョンソプとエディ・レ・フェンス(ベルギー)。
大会優勝を占めた江東宮は優勝賞金1億ウォン(約940万円)とランキングポイント10万点、準優勝のサパタは3400万ウォンと3万4千点、3位ジョン・ギョンソプとレペンスは1000万ウォンと1万ポイントを獲得した。
◆帰ってきたワールドチャンプ
カン・ドンゴンは韓国3クッションを代表するトップクラスの選手の一人である。2013年の「3クッションワールドカップ」決勝でダニエル・サンチェス(スペイン)を破り、キム・キョンリュ、(2010年・アンタルヤ)チェ・ソンウォン(2012年・アンタルヤ)に続き、韓国選手としては三番目にワールドカップのチャンピオンになった。
以後、2015年には「LGU +カップ3クッションマスターズ」決勝で現世界1位のディック・ヤスパース(オランダ)を破って優勝、当時シングル大会最高賞金だった5000万ウォンを握った。2018年2月には、チェ・ソンウォン(釜山市体育会)と一緒に「世界チーム3クッション選手権」で韓国の2連覇を達成した。
そんなカン・ドンゴンが、4月にPBAツアー挑戦を宣言した。
PBAツアー発足後、多くのビリヤードファンと専門家たちは「世界最強」フレデリック・クードロン(ベルギー)と「ワールドチャンプ」カン・ドンゴンの二強状態になると予想した。
しかし、サバイバルとバンクショット2ポイント制、セットマッチ等のPBAルールは「世界トッププレーヤー」を面目を失わせた。クドロンさえも予選で脱落し、やっと第4回ツアーで予選を勝ち上がることができた。カン・ドンゴンは最初の大会でRound32進出の後はR64-R64-R32-R64であり、ランキングは39位にとどまっている。これは明らかにカン・ドンゴンにはふさわしくない成績表であった。