「優勝賞金1億ウォン」PBA開幕戦SKレンタカーチャンピオンシップの勝者オ・ソンウク(は、実際に手にした金額は幾らなのか。昨年ポルトとオランダワールドカップで優勝したキム・ヘンジクは?
ビリヤードファンなら気になるところではないだろうか。
実際、PBAツアーなど様々な大会がYouTubeで中継されるときは、リアルタイムチャットウィンドウで実際の賞金額について議論される。
「ビリヤード、それが知りたい」今回のテーマは「ビリヤード選手の実際の賞金額」だ。
結論から言えばオ・ソンウクは1億ウォンから8.3%(830万ウォン)を控除した9170万ウォンを受け、 キム・ヘンジク は3クッションワールドカップ優勝賞金2240万ウォンから税金98万ウォン(その他所得税4.4%)を引いた額を受け取った。
◆「優勝1億ウォン」オ・ソンウク、実際受け取った金額は9170万ウォン
PBA(プロビリヤード協会)の規定によると、国内の選手はPBAツアーで受けた賞金のうち8.3%を控除する。プロビリヤード発展基金5%と事業所得税3.3%である。外国選手は27%(基金5%+事業所得税22%)を支払わなければならない。
つまり、PBA開幕戦優勝者オ・ソンウクが実際に受け取った金額は1億ウォンから830万ウォン(8.3%)を控除した9170万ウォンだ。
プロビリヤード発展基金は「PBAツアー運営」「ユース発展基金」として活用するための資金である。また事業所得とは、「営利を目的とし繰り返し行う活動を通じて得る収入」である。PBA選手たちは1年間、大会を通じて継続的に賞金が支払われるため事業所得に分類されるとPBA側は説明する。
PBA事務局長は「PBAの選手たちの賞金は、1年の間に継続的に大会に参加するので事業所得に分類される」と述べた。
また、国内の選手はPBAで受け取る賞金の金額にかかわらず、同じように8.3%(基金5%+事業所得3.3%)を控除する。
したがって、PBA開幕戦で準優勝(賞金3400万ウォン)を占めたジョン・ソンユンも、実際に手にした賞金は282万2000ウォン(8.3%)を差し引いた3117万8000ウォンだ。
一方、外国人選手がPBAで優勝すれば、控除額は遥かに多い。外国選手は発展基金(5%)と22%の事業所得税を適用される。昨シーズン優勝1回(第5戦)準優勝1回(7戦)で賞金1位に上がったダビド・マルティネス(スペイン)は、賞金総額1億5050万ウォンで27%(4063万5000ウォン)を引いた1億986万5000ウォンが手取りである。
◆ビリヤード連盟主催の全国大会の選手3.3%・同好4.4%課さ
ビリヤード連盟主催の全国大会の賞金には、3.3%の事業所得税のみ課される。昨年までは「一時的に発生した所得」として4.4%を税金として出したが、今年から「事業所得」に変更された。
今年6月の全国大会で優勝したイ・チュンボクは賞金500万ウォンのうち3.3%(16万5000ウォン)を除く483万5000ウォンを受けとった。
ビリヤード連盟は「今年から、賞金を他の所得から事業所得に変更した」と説明した。
新韓カードのシン・フイジュン税理士は、「スポーツ選手が大会で獲得した賞金は、国内税法に基づき”その他の所得”に分類される」とし「ただ、選手たちが協会や団体などと一定期間の活動を保証する契約を締結した場合、または継続的に大会に参加した実績がある場合は事業所得として所得分類を変更することができる」と説明した。
アマチュア大会の賞金は「その他の所得」に分類され4.4%を控除する。アマチュアは(プロ)選手とは違って、一時的に所得が発生したからだ。
◆「3クッションワールドカップ優勝」キム・ヘンジクは?
国際大会の賞金はどのくらいの税金が課せられるのか。
まず3クッションワールドカップや世界選手権大会など、UMB主催の国際大会で賞金を受け取った選手は自分の国の税法に基づいて税を支払う。
つまり、韓国の選手が3クッションワールドカップや世界選手権大会で受け取る賞金は、開催地が国内国外関係なく、同じ税率(その他所得税4.4%)が適用される。国内税法によると、「スポーツ選手が国外大会で受けた賞金」は「その他の所得」に分類され4.4%の税率を適用される。
例えば、昨年12月にオランダの3クッションワールドカップで優勝したキム・ヘンジクは、優勝賞金1万6000ユーロ(2240万ウォン)を受けた次の国内で4.4%の税金(約98万ウォン)を納付した。手取りは約2140万ウォン。
昨年11月の3クッションワールドカップ勝者エディ・メルクス(ベルギー)も、ベルギーの税率による税を支払う。
一方、LGU +カップ、サバイバルマスターズなどの国際招待大会の賞金は開催国税法が適用される。
したがって、国内で開催されるLGU +カップとサバイバルマスターズ賞金は「その他の収入」に分類され、国内の選手は4.4%、外国選手は22%を支払わなければならない。(ただしLGU +カップは今年から国内選手は3.3%の事業所得税の適用)
つまり、昨年のLGU +カップで優勝したチェ・ミョンウは優勝賞金8000万ウォンの4.4%=352万ウォンを除いた7648万ウォンを受けた。準優勝セミ・サエギナール(トルコ)は、4000万ウォンから880万ウォン(22%)を差し引いた3120万ウォンを手にした。
元記事 MKビリヤードニュース より抜粋意訳
https://mkbn.mk.co.kr/news/view.php?sc=62000002&year=2020&no=769464